わらべ歌の「おつむてんてん」って何?そもそも「おつむ」の意味とは

子どもの言葉の発達を促したり、脳の成長に役立つと言われるわらべ歌。今回は「ちょちちょちあわわ~」で始まる有名なわらべ歌の意味をご紹介します。また、歌詞に出てくる「おつむ」とはどのような意味なのか、「おつむ」の語源、由来も含めて、お伝えします。

「おつむ」って何のこと? 「おつむ」の意味とは

皆さん「おつむ」ってきいたことはありますか?
「おつむ」が何を意味するのか、ご存知でしょうか。
私がこの言葉で思い出すのは、下記のわらべ歌です。
ちょちちょち あわわ
かいぐりかいぐり とっとのめ
おつむてんてん ひじぽんぽん
数十年前のまだ小さかった頃、意味も分からないまま、手遊びと共によく唄ったものでした。
今でも、幼稚園や保育園で唄われ続けているようです。
地域によって多少違いがあり「ひじぽんぽん」が「ひじとんとん」だったり「はらぽんぽん」だったり。最後に「いないいないばぁ」が付くこともあるようです。どれも意味合いはほとんど同じです。
いずれにせよ、このわらべ歌を知っているという方は多いのではないでしょうか?
でも、その意味を知る人は意外と少ないかも知れません。

ちょちちょちあわわ~の手遊びが教えていること それぞれの動作の意味とは

このわらべ歌を唄いながら、どんな風に手遊びしたのか思い起こしてみました。
ちょちちょち→手を叩く
あわわ→口に手を当てる
かいぐりかいぐり→胸の前で両腕をぐるぐる回す
とっとのめ→目を指差す
おつむてんてん→頭をぽんぽん
ひじぽんぽん→肘をぽんぽん
それぞれの動作には、どのような意味があるのでしょうか?
このわらべ歌の前半は、人の話を聴くときの態度を教えているようです。
ちょちちょち→手を叩いて「はい皆さん、注目してね」
あわわ→「口を閉じて静かにしましょう」
かいぐりかいぐり→「耳をすまして聴きましょう」
とっとのめ→「ちゃんと見てくださいね」
つまり、相手に注目して黙って見聞きするように、という意味ですね。

わらべ歌の効果

このようにわらべ歌には、社会のルールや行儀作法を教えたものが数多くあります。
さらにテンポの良いリズムは、まだ言葉の意味を理解出来ない小さい子どもにも覚えやすく、手遊びをすることで、脳の成長も促されます。
小さい頃は、親がわらべ歌を唄いながら、一緒に手を添えて動かしてあげるのも良いでしょう。
体に触れてもらうと、子どもの脳はとてもリラックスして、安心すると言われています。
そのように、始めは親にやってもらっていたのが、年齢が上がるにつれて自分で出来るようになる。言葉の意味も理解出来るようになる。
行く行くは、そのような達成感も味わえるでしょう。

他にはどんなわらべ歌があるの?

ちょちちょちあわわの他には、どのようなわらべ歌があるのでしょうか?
思い付く限りあげてみたいと思います。
ゆうやけこやけ
はないちもんめ
だるまさんがころんだ
アルプス一万尺
いちじくにんじん
とんとんとんとんひげじいさん
ぐーちょきぱーでなにつくろう
どんぐりころころ
げんこつやまのたぬきさん
パン屋さんにおかいもの
てをたたきましょ
おおきなくりのきのしたで
知っているものも多かったのではないでしょうか?
他にもたくさんあります。
くわしい歌詞や意味を知りたい方は、ぜひ調べてみて下さい。

「おつむ」の語源は「おつむり」その意味とは

そして、ようやく本題です。おつむてんてんと唄いながら、頭をぽんぽんすることからも分かるように「おつむ」とは頭を意味しています。
でも、どうして頭のことを「おつむ」と言うのでしょうか?
「おつむ」は、元々は「おつむり」と言いました。つむりとは、つぶ(粒)りの意味で、かたつむりのように、丸くて小さいものを指す言葉です。
それで、子供の丸くて小さい頭を「おつむ」とよんだわけです。
元々は、宮中の女官が用いた女房詞でした。

大阪弁「おつむ」の意味とは

先にあげた、つぶ(粒)り→つむりは、京ことばが語源となっています。
実は「おつむ」にはもう1つ意味があります。
今ではほとんど廃れてしまって、落語の中で出てきたり、一部の言い回しが残っている程度ですが、つむじ→おつむじ→おつむり→おつむというものです。
これは大阪弁で、さらに言うと船場言葉です。
大阪市船場の辺りでよく使われていた言葉でした。

「おつむ」って他にはどんな時に使う?

最後に「おつむ」という言葉の使い方をご紹介します。
頭が良く賢いことを、おつむが良いと言ったりします。
反対に、おつむが弱い、おつむが足りないなどと言えば、頭が悪いことを意味します。
「おつむ」の訓練のためにも、ぜひ子どもと一緒にわらべ歌に親しんでいきたいですね。

1

関連するまとめ

このまとめに関するまとめ

アクセスランキング

最近アクセス数の多い人気のまとめ